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GUIDE

分析の見方

記録がたまると、自分の「当たりパターン」が見えてきます

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はじめに

釣果ログの「分析」タブは、あなた自身の釣果記録を統計分析して、「どんなときに釣れているか」を探し、言葉で教えてくれる機能です。自分でも気づいていなかったパターンが見つかることもあります。

たとえばこんな一文が出ます。

下げ潮のときによく釣れています 15件 / 釣行7回、時間あたり 1.8倍

これは、誰かの経験談でも一般論でもありません。あなたが記録した釣果と、そのときの潮・風・水深・底質を突き合わせて出てきた、あなたの海の、あなたの釣りのパターンです。

ただし、最初は何も出ません。分析が言えることは、記録の数で決まります。このページでは、記録がたまるとどんなことが分かるようになるのか、そして画面をどう読めばいいのかを、順番に説明します。

分析タブの上部。総釣果 36 件・釣行 20 回・1 釣行あたり 1.8 匹、「よく釣れている条件」カード(朝まづめ × 中潮)、傾向リストが並ぶ
分析タブの上部。上の3つの数字、その下に「よく釣れている条件」と傾向リストが並びます。

記録の数と、分かることの関係

記録の数分かること
〜4件まだ何も出ません。「傾向を出すには5件・釣行2回以上が目安」と表示されます
5〜15件くらい「参考」レベルの傾向が出始めます。まだ偶然の可能性が高い段階です
20〜30件くらい「傾向」がいくつか出て、魚種ごとの当たり条件も見えてきます
50件〜「当たり」と呼べる条件が出ます。エリアや魚種で絞っても傾向が出るようになります

記録が増えるほど、分析は自信を持って言えるようになります。逆に言うと、たくさん記録するほど、あなたのアプリはあなたの釣りに詳しくなっていきます。

どんなことが分かるようになるか

記録がたまってくると、次のような発見が出てきます。実際の画面に出る文を例にして紹介します。

潮のどのタイミングが良いか

下げ潮のときによく釣れている15件 / 釣行7回、時間あたり 1.8倍

上げ潮か下げ潮か、満潮前後か干潮前後か、大潮か中潮か。釣り人なら誰でも気にしているところですが、「自分の場合はどうなのか」を数字で確かめられます。

何時ごろが良いか

朝まづめによく釣れている9件 / 釣行5回、時間あたり 1.6倍

朝まづめ・午前・昼・午後・夕まづめのどこに釣果が集中しているか。「朝が良いのは分かっている」と思っていても、意外と昼の方が釣れていることもあります。

水深と底質の組み合わせ

下げ潮と水深60〜100mが重なると、下げ潮だけのときよりさらに釣れています時間あたり 2.4倍・8件

水深と、海底の底質(砂・岩・泥など。公的データから自動で付きます)を組み合わせて、どの層のどんな底で釣れているかが分かります。二つの条件が重なったときに特に良い、という組み合わせも見つけてくれます。

魚種ごとの当たり条件

マダイは、上げ潮のときによく釣れています
イサキは、朝まづめによく釣れています

同じ日に同じ場所で釣っていても、魚種によって当たる条件は違います。「魚種」で絞ると、その魚だけの傾向が見られます。

良型はどこで出ているか

マダイの良型(50cm以上)6匹のうち5匹が大潮でした

数が釣れる条件と、大きいのが出る条件は別のことがあります。良型だけを取り出した傾向も出ます。

エリアごとの違い

城ヶ島沖では下げ潮のときによく釣れている
油壺沖では上げ潮のときによく釣れている

釣果は自動でエリア(いつも行く海域)にまとまります。エリアで絞ると、その海域だけの傾向が出ます。潮の向きや風向きは、海域が違えば意味も違うので、エリアで絞ったときにだけ評価されます。

釣れていない条件

上げ潮の時間は全体の35%ありましたが、釣果は0件でした

これも大事な情報です。よく行っているのに釣れていない条件が分かれば、その時間を別の場所や別の狙いに使えます。傾向リストでは、釣れていない条件にはグレーの「−」が付きます。

傾向リスト。朝まづめと中潮に○、午前に釣れていない条件を示すグレーの「−」が付いている
傾向リスト。正の傾向(○)と、釣れていない条件(グレーの「−」)が一緒に並びます。

画面の読み方

上の3つの数字

総釣果・釣行回数・1釣行あたりの匹数です。「1釣行あたり」は、あなたの釣りが上向いているかを見る一番シンプルな数字です。右上の「全期間/今季」で切り替えて比べてみてください。

「よく釣れている条件」カード

いま一番はっきりしている傾向が一つ、大きく出ます。右上のバッジが自信の度合いです。

  • ◎ 当たり記録が十分にあって、はっきり偏っている
  • ○ 傾向偏りはあるが、もう少し記録がほしい
  • △ 参考気になる兆しはある、という程度

カードの「根拠を見る」を押すと、その傾向を支えている釣果の一覧と、数字の内訳が見られます。

「よく釣れている条件」カードの拡大。朝まづめ × 中潮のときによく釣れている、時間あたり ×4.7・16 件・釣行 9 回、右上に当たりのバッジ
「よく釣れている条件」カード。時間あたりの倍率・件数・釣行回数と、自信を示すバッジが付きます。

傾向リスト

カードに載らなかった傾向が、自信の高い順に並びます。それぞれ「時間あたり ×1.5・9件・釣行4回」のように、倍率・件数・釣行回数が付いています。押すと根拠画面が開きます。

根拠画面

一番読んでほしいのがここです。

下げ潮の時間は全体の33%でしたが、釣果の42%が下げ潮のときでした。時間あたりでは1.8倍釣れています。 ばらつきを考えると 1.3〜2.2倍の範囲

この一文が、分析の考え方そのものです。下に該当する釣果が並び、「地図で見る」を押せば、その釣果がどこで出たかを地図で確かめられます。

根拠画面。件数・釣行回数・時間あたりの倍率と、その下に説明の一文、該当する釣果の一覧、地図で見るボタン
根拠画面。数字の内訳と、傾向を支えている釣果の一覧が見られます。

水深×潮の表

水深帯と潮回りの組み合わせごとに、件数を並べた表です。「時間あたり」に切り替えると、件数ではなく「その組み合わせのときにどれだけ釣れやすかったか」で色が付きます。数字を押すと、そのマスに入っている釣果の一覧が出ます。

水深×潮のマトリクスを「時間あたり」に切り替えた状態。各マスに ×2.6 や ×3.0 などの倍率が色付きで並ぶ
水深×潮の表を「時間あたり」に切り替えた状態。釣れやすかった組み合わせほど濃い色になります。

全体・エリア・魚種の切り替え

一番上のボタンで、分析の対象を絞れます。最初は「全体」で眺めて、記録が増えてきたら「魚種」や「エリア」で絞ってみてください。絞ると件数が減るので、最初は「件数不足」と出ることが多いですが、それも正常です。

「時間あたり」って何ですか

このアプリの分析で一番大事な考え方なので、ここだけは少し説明させてください。

「下げ潮で10匹、上げ潮で6匹」と数えるだけでは、下げ潮の方が釣れるとは言えません。もし下げ潮の時間帯にばかり船を出していたら、下げ潮の釣果が多いのは当たり前だからです。

そこでこのアプリは、出船していた時間で割ります。あなたの釣行の出港から帰港までを10分刻みに分けて、そのとき潮がどうだったか、風がどうだったかを公的データから全部並べます。すると「下げ潮だった時間は全部で何時間」というのが分かります。

下げ潮の時間が全体の3分の1しかないのに、釣果の4割がその時間に出ていれば、下げ潮は時間の割によく釣れている、と言えます。これが「時間あたり 1.3倍」です。

場所の条件は、実際に釣りをしていた時間で(2.0 から)

水深・底質・魚礁・沈船といった場所の条件は、2.0 から、航跡から分かる、実際に釣りをしていた時間で数えます。航跡の「釣り中」の区間を 30 秒ごとに区切り、そのときいた場所の水深と、近くの底質・魚礁・沈船を調べて、「水深 60〜100m で釣りをしていた時間は全部で何時間」を出します。移動している間の時間は入りません。

これまでは、同じエリアで釣れたすべての魚が、どの水深・底質で出ていたかと比べていました。2.0 からは、航跡のある釣行について、どこで、どれだけの時間釣りをしていたかと比べます。よく流している場所だから釣果が多い、という見かけの偏りを取り除けます。航跡はあるのに釣れなかった日の流しの時間も、きちんと数に入ります。

航跡のない釣行(「釣行を開始」を押さなかった日や、2.0 より前の記録)の釣果は、これまでどおり数えます。航跡のある釣行とない釣行が混ざっているときは、両方を合わせて数えます。場所の条件は、魚種を選んだときに出ます。潮回りや時間帯などは、今までどおり、出港から帰港までの時間で数えます。

だから、釣果が多い条件ではなく、そのときにいれば釣れやすい条件が分かります。次の釣行でどの時間帯に本気を出すか、を決める材料になります。

この分析が信頼できる理由(少しだけ、仕組みの話)

統計の細かい話は省きますが、分析が「それっぽいこと」を言わないように、いくつか工夫をしています。

時間を分母にしています。 上で説明したとおりです。潮回りや時間帯は出船していた時間、水深・底質などの場所の条件は、航跡から分かる、実際に釣りをしていた時間を分母にして、よく行く条件だから釣果が多い、という見かけの偏りを取り除いています。

件数が少ないときは控えめに言います。 3件で3倍と出ても、それは偶然かもしれません。件数が少ないほど倍率を1倍に近づけて評価し、根拠画面の「ばらつきを考えると○〜○倍の範囲」で、どのくらい幅があるかを見せています。この幅が1倍をまたいでいる間は「当たり」とは言いません。

いつもの条件は「当たり」にしません。 出船時間の8割が中潮なら、中潮で釣れているのは当然です。そういう条件は表示から外しています。

向きは同じ海域の中でだけ比べます。 潮の向きや風向きは、海域が違えば意味が変わります。エリアで絞ったときにだけ評価しています。

記録が増えると結果は変わります。 それは正常です。最初の20件で出た「当たり」が、50件になったら「傾向」に下がることもあります。分析はあなたの記録に追いついていくものなので、変わっていくのを楽しんでください。

記録をためるコツ

分析の質は、記録の質で決まります。難しいことはありません。

出港したら「釣行を開始」を押す。 地図の左上のボタンを押すと、帰港まで航跡を記録します。航跡があると、場所の条件を、実際に釣りをしていた時間で数えられます。押し忘れても、釣果はいつも通り記録できます。

釣れたその場で登録する。 画面下の中央のカメラで撮るだけで、位置・時刻・魚種・水深・そのときの潮・風・波・底質が自動で入ります。あとから登録すると位置が変わってしまうので、船の上で撮るのが一番です。

魚探の水深があれば、直す。 水深は海底地形のデータから自動で入りますが、魚探で見た値があれば直してください。分析の精度が上がります。

ボウズの日も釣行として残す。 記録タブの「過去の釣行を追加」で、釣れなかった日も残せます。「釣れなかった時間」が分かると、「釣れる条件」の精度が上がります。

エリアの名前を自分の呼び方にする。 エリアは自動で作られますが、名前は設定のエリア管理で変えられます。「亀城の北」でも「いつもの根」でも、自分が分かる名前にしておくと、分析の文が読みやすくなります。

魚種は候補から確定する。 魚種が入っていないと、魚種ごとの傾向に使えません。魚種が未確定の釣果は、図鑑の「魚種の確認」からまとめて名前を付けられます。

釣行の画面。出港 06:12 から帰港 13:30、航行距離・釣りの時間・流しの速さ、航跡の入った地図と、タイムラインが並ぶ
釣行の画面。航行距離・釣りの時間・流しの速さと、航跡の入った地図、出港から帰港までのタイムラインが並びます。

2.0 で変わったこと

2.0 で、出港から帰港までの航跡を記録できるようになりました。航跡から「釣りをしていた時間」が分かるので、水深・底質などの場所の条件は、その時間に対してどれだけ釣れたかで数えるようになりました(上の「場所の条件は、実際に釣りをしていた時間で」)。地図で過去の釣行を重ねれば、どこを流して、どこで釣れたかも見比べられます。

2.0 より前の記録も、そのまま分析に使えます。航跡のない釣行は、これまでどおり数えます。

注意していただきたいこと

分析が出すのは「これまでの傾向」であって、次の釣行の予測ではありません。海は毎日違います。潮汐・潮流・気象のデータは公的な推算値や予報値をもとにしていて、実際の海況とは差があります。分析はあくまで、あなたの経験と勘に添える、もう一つの材料としてお使いください。

分からないことがあれば

分析についてのご質問は、アプリの「ご意見を送る」から、または下記までお気軽にどうぞ。

Margherita Works
support@margheritaworks.com

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